サーモグラフィ撮影サービスを開始しました。
2024年6月25日
優れた熱処理技術を伝える上で、言葉やデータの羅列だけでは限界があります。そこでこの度弊社では、産業用のサーモグラフィカメラを導入いたしました。
機種は、ドイツのグローバル計測器メーカーであるテストーのtesto 872です。
サーモグラフィは可視光のカメラに比べかなり解像度が低いことが一般的です。
様々なメーカー製品を見ても160×120ピクセル程度が基本のようでした。
点検等で広い範囲を見て異常検知するような用途であれば解像度の低さはあまり問題にならないかと思いますが、
弊社の用途ではWebや紙などのマーケティング資材に用いるもののため、どうしてもある程度の解像度は必要でした。
しかし、解像度が高いモデルになると価格は跳ね上がります。
今回導入したテストーのサーモグラフィには、testo SuperResolution テクノロジーという超解像度技術が搭載されており、
複数フレームのデータを統合することで、搭載センサーの倍サイズの熱画像が得られます。
つまり160×120ピクセルのセンサーを搭載しているモデルであっても、320×240ピクセルの画像が得られるということです。
であれば、弊社としては予算を抑えながらもう1ランク上の機種に手が届くということになります。
そして、機材コストを抑えられるのであれば、お客様にご負担頂く撮影コストも抑制可能です。
そこで320×240ピクセルのモデルを購入しました。
超解像度技術で640×480ピクセルの熱画像が得られます。
社内でテスト撮影をしてみましたが、Web資材としては十分と思います。
弊社ではこれまで、熱がキーとなる分野のマーケティングに取り組んで参りました。
(例:均一な熱処理技術に強みを持つ装置メーカー、建物劣化点検サービス企業、断熱性に優れた建材メーカー etc...)
「伝える」という観点からも有効な手立てが取れるよう、さらにサービスを強化して参ります。